起業に年齢は関係ない？何歳がベスト？
将来的に起業したいけれど、年齢的にいつ頃起業するべきか迷っているという方、また、年齢的に起業を諦めるべきか悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。
結論から述べると、どの年代で起業する場合にもメリット・デメリットがあり、一概に何歳頃がよいとは言えません。この記事では、年代別のメリット・デメリットを紹介するので、起業を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
起業に年齢制限はある？
会社法においては、会社を設立できる年齢について定められていないため、何歳であっても起業することが可能です。しかし会社を設立するためには「印鑑証明書」が必要であり、印鑑証明書を発行するために必要な「印鑑登録」ができるのは15歳以上となっています。そのため、起業できる年齢は実質15歳以上と言えるでしょう。
10代で起業するメリット・デメリット
| メリット | ・柔軟な発想力がある ・失敗してもやり直しがしやすい |
| デメリット | ・未成年の場合は保護者の同意が必要 ・資金確保が難しい ・社会的信用力が低い ・学業との両立が難しい |
近年は10代での起業も珍しくなくなってきました。10代ならではの柔軟な発想力がビジネスにおいて武器になる場合もあります。また万が一失敗した場合でも10代であればやり直しがしやすく、年齢を重ねてから起業する人と比べて大きなメリットと言えるでしょう。
一方で、10代は知識や経験が少ないため社会的信用が低く、資金調達が難しいというデメリットがあります。また、学業との両立が難しい場面もあるでしょう。学生の場合、学業を疎かにしては本末転倒なので、計画性を持って取り組むことが必要です。そして未成年の場合は、オフィスの賃貸契約や口座開設などに保護者の同意が必要になることも忘れてはいけません。
20代で起業するメリット・デメリット
| メリット | ・責任能力が持てる ・柔軟な発想力がある ・失敗してもやり直しがしやすい |
| デメリット | ・社会経験が少ない場合がある ・資金確保が難しい場合がある |
20代前半であればまだ社会的信用が確立されておらず、資金調達にも苦労する可能性があります。とは言え10代同様の柔軟な発想力や行動力があり、未成年のときにはなかった責任能力を持てるようになるため、一番のびのびとチャレンジできる年代です。失敗してもまだやり直しがしやすく、起業に挑戦した経験自体が貴重な財産となるでしょう。
30代で起業するメリット・デメリット
| メリット | ・ある程度の資金力がある ・社会的信用を得やすくなる ・知識や経験がある |
| デメリット | ・ライフプランに影響が出やすい ・失敗した場合のダメージが大きくなりやすい |
ビジネスや専門分野における知識や経験を蓄積してきた30代は、10代や20代に比べて社会的な信用も得やすく、ある程度の資金力も手に入れているため、比較的起業しやすい年代と言えるでしょう。
ただし、多くの場合は結婚や出産、マイホームの購入といったライフイベントを迎える年代でもあり、家族を支えている立場であれば、10代や20代の頃に比べて起業に失敗したときのリスクが大きくなります。未婚の場合でも、経済的にダメージを受ければその後のライフプランを大きく見直す必要に迫られる可能性があります。
40代・50代で起業するメリット・デメリット
| メリット | ・社会的地位が確立されている ・資金力がある ・知識や経験がある |
| デメリット | ・家族の同意を得られない可能性がある ・転職やライフプランの軌道修正がしづらくなる |
40代・50代は30代以上に社会的信用が確立され、資金面でも有利と言えるでしょう。何年も温めてきた計画があるのであれば、十分に発揮できる年代です。これまでに蓄えてきた知識や経験も豊富なので、若い頃に比べて失敗するリスクも低くなります。
一方で、ライフプランに大きく影響するという意味では30代と同様です。未成年の子どもがいたり、自分が家計を支えていたりする場合は、起業することに対して家族の同意を得られない可能性があるでしょう。また若い頃に比べて転職やキャリアチェンジなど、起業に失敗した際のやり直しが難しくなるというデメリットもあります。
60代以降で起業するメリット・デメリット
| メリット | ・知見や経験が豊富 ・資金的な余裕がある |
| デメリット | ・老後資金を考慮する必要がある ・体力が衰えるため、身体的にきついことがある ・無理をすることができず、健康面を意識する必要がある |
60代以降であれば、早期退職や定年退職などを迎え、第二の人生として起業を考える人もいるでしょう。これまでの貯蓄や退職金など、資金面での余裕もあり、未成年の子どもがいた若い頃に比べれば、家族の同意も得やすくなります。
しかし老後資金をきちんと確保しておかなければ、起業に失敗したときのリスクは多大です。失敗できないからこそ、起業をためらってしまう人も多いかもしれませんが、若い人にはない知見や経験が豊富で、これまでに培ってきた人脈を活用できるというメリットもあります。金銭的な考慮や健康面の配慮は大前提ですが、チャレンジしなかったことに後悔することのないよう、一歩踏み出してみるのもよいでしょう。
コワーキングスペースを活用しよう
起業は15歳以上であれば早すぎるということはありません。若いうちからチャレンジできる環境が整っているのであれば、ぜひ活用すべきでしょう。逆に、起業するのに遅すぎるということもありません。年齢を理由に起業を諦める前に、一度可能性を探ってみるとよいでしょう。
どの年代であっても、起業のためにいきなり大きな金額を投じるのではなく、副業からスタートしてみたり、スモールビジネスから始めてみたりするのがおすすめです。そしてそのような方にぜひ活用してほしいのがコワーキングスペースです。
和歌山市中心部、ぶらくり丁商店街の中にあるSOUNE COWORKINGは、古い建物をリノベーションしたレトロでおしゃれな内装が人気のコワーキングスペースです。フリーランスや起業家を始め、さまざまな業種の方にご利用いただいています。利用者同士の交流も盛んなため、起業に関して情報収集をしたい方や人脈を作りたい方にもおすすめです。
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