【借りるのが難しい？】フリーランスの賃貸契約で審査通過に必要なこと
「フリーランスは賃貸物件の契約が厳しい」
そんな話を聞いたことはないでしょうか？フリーランスとなって仕事場として部屋を借りたいという方も多いかと思います。しかし、部屋を探しをしていて借りるのが厳しいと言われると不安になりますよね。
今回は、フリーランスがなぜ賃貸物件を借りるのが厳しいと言われるのか、その理由とどうすれば借りやすくなるのかを紹介していきます。
また、仕事場として使うのなら賃貸よりも費用も抑えられ、仕事をするための設備も整った「コワーキングスペース」の活用についても紹介します。
それでは、見ていきましょう。
フリーランスは賃貸物件を借りるのが厳しいと言われる理由
なぜ、フリーランスは賃貸契約が厳しいと言われているのでしょうか？
大きな理由としては「収入の不安定さ」が挙げられます。会社員として働いている人は毎月一定の収入が給料という形で支払われます。対してフリーランスは毎月決まった収入が入るとは限りません。
「本当に家賃を払い続けるだけの収入があるのだろうか」
「急に収入がなくなって家賃を払えないと言われないだろうか」
こうした不安が大家さんや不動産会社が入居審査の際、足踏みするポイントとなっているのです。
また、収入の不安定さという理由から、支払い能力を証明できる書類や情報が少ないフリーランス1年目は特に入居審査に通るのが厳しいと言われています。
フリーランスの賃貸契約で審査通過のためにした方がいいこと６選
では、フリーランスが賃貸契約を結ぶのは無理なのでしょうか？
そんなことはありません。ただ、簡単ではないことは事実ですので、ここでは、審査を通りやすくするためにしたほうがいいことを６つ紹介します。
- 職種を明記する
- 派遣先や客先へ協力してもらう
- 源泉徴収票や通帳のコピーを準備する
- 借りたい物件の家賃を抑える
- 身なりを整える
- 連帯保証人を立てる
１．職種を明記する
申し込み書を提出する際、職業欄に「フリーランス」とだけ書くと、どんな仕事をしているのか想像がつかず大家さんが不安になってしまいます。
そのため、職業欄にはプログラマー・デザイナー・Webライターのようにひと目見てどんな職業かわかるように記載すると大家さんも安心できますので、審査通過の可能性がグンッと上がります。
また、人によっては「フリーランス」という単語より「自営業」の方が印象がいいという方もいますので、「フリーランス」と書くのであれば「自営業」と書くことをおすすめします。
２．派遣先や客先へ協力してもらう
「案件を斡旋してくれる企業を介して仕事している」
「客先へ常駐して仕事をしている」
このように、企業を介したり、企業の中で仕事をしている場合はその企業に協力してもらうことで審査通過の可能性を上げることができます。
1度企業に相談してみて、もし協力してもらえるのであれば申し込み書に企業名を記載し在籍確認を取ってもらいましょう。
３．源泉徴収票や通帳のコピーを準備する
前年度や前職の源泉徴収票があるのであれば、また通帳のコピーも申し込み時に用意すると良いです。理想は両方ですが、どちらか１つでも審査通過の助けになります。
以前まではどれだけの収入があり、現在はこれだけの預金があるということが証明できれば大家さんも安心できますよね。
４．物件の家賃を抑える
収入に対して家賃が高いと判断されると審査通過が難しくなります。一般的には収入の３０％が家賃の目安と言われています。
しかし、フリーランスは収入の不安定さに加え保険料や税金を収入から払わなければなりません。そのため、賃貸を選ぶ際は収入の２０％～２５％まで抑えて選ぶことがおすすめです。
５．身なりを整える
賃貸契約の審査では身なりや人柄を見られることもあります。収入による信用を得ることが難しいフリーランスには、この「身なり」という部分はかなり重要な評価点です。
服装に髭や眉毛等の処理はもちろん、言動や行動にも注意しなければなりません。
まずは身なりを整え、トラブルを起こすような人ではないと信用を築くところから始めましょう。
６．連帯保証人を立てる
これは最終手段ではありますが、社会的信用のある人に連帯保証人になってもらうことができれば、審査をかなり有利に進めることができます。
連帯保証人は三親等以内（曽祖父母～ひ孫、兄弟姉妹、甥姪、叔父母）で安定した収入のある人が望ましいと言われています。
働く場所と住所だけ欲しいという人におすすめ「コワーキングスペース」
いかがだったでしょうか。収入の不安定さからフリーランスの賃貸契約は厳しいと言われていますが、紹介したように小さな信用を積み重ねていくことでフリーランスでも賃貸契約をすることは可能です。
もし、住居としてではなく、働く場所としての機能と郵便物の受け取りや書類に記載する住所だけが欲しいという方には「コワーキングスペース」がおすすめです。
多くのコワーキングスペースでは、個人の場合は月１万円程度から法人の場合は月３万円程度から自由に使えるワークスペースが提供されています。また、大抵の場合、月契約であれば法人登記や郵便物の受け取り等のサービスがあるお店が多いです。
コワーキングスペースは誰でも使えて賃貸より安価、複合機やWi-Fiといった仕事に必要な設備も充実しています。
働く場所として賃貸をお考えの方は、一度お近くのコワーキングスペースも１つの選択肢として入れてみてもいいかもしれません。
