【テレワークにもおすすめ】最適な机・椅子とは?選び方解説
最近テレワークを導入する企業や副業、フリーランスなど自宅で仕事をする機会が増えていますよね。
その分、座り仕事も増え仕事が終わるともう体がガチガチ・・・なんてことも多いのではないでしょうか。
もしかしたらそれは机や椅子が合っておらず体に負担がかかっているからかもしれません。
今回はそんな座り仕事をしていると体が辛いという方必見の最適な机・椅子の選び方を解説してきます。
仕事しやすい環境で疲れないだけでなく、集中力も上げて仕事効率もアップさせちゃいましょう!
机と椅子の高さが合わないと起きる問題
まずは机と椅子の高さが合わないとどのような問題が起こるのか紹介します。
机と椅子の高さが合わないことで起こる問題は以下の3つ
- 血行不良によるむくみや冷え性
- 肩こり
- 頭痛
血行不良によるむくみや冷え性
椅子の高さが合わず適切な位置に足が着いていないと血の巡りが悪くなり、血行不良によりむくみや冷え性に繋がる可能性があります。
肩こり
机や椅子の高さが合っていないと正しい姿勢を維持することができず、姿勢が悪くなってしまいます。
姿勢が悪いと肩こりになりやすくなり、そんな環境で毎日長時間作業をしていると慢性的な肩こりになる恐れがあります。
頭痛
頭痛の中には肩こりなどが原因で発生する緊張型頭痛があります。
上でも説明したように机や椅子の高さのミスマッチは肩こりになりやすい環境を作っており、この緊張型頭痛が発症する可能性も高くなります。
机と椅子の最適な高さの目安
さて、それでは机と椅子の最適な高さとはどのくらいなのでしょうか。○○cmと明言されていることもありますが人によって身長も体型違いますし、むしろ決まった高さに合わせると余計に体に負担がかかってしまう可能性もあります。
そのため、ここでは身長や体型に関係なく最適な高さを決めることのできる目安を紹介します。
目安となるのは以下の2点です。
- 座った時に足裏全体が床に着くか
- 肘の角度は90度を保てるか
座った時に足裏全体が床に着くか
椅子の高さを決める目安は「座った時に足裏全体が床に着くか」です。
これは足裏全体が床につく高さにすることで、体重を腰だけでなく足裏にも分散させることができ、また姿勢が良くなることで腰への負担を軽減することができるためです。
一度足裏全体を床につけて座ってみてください、自然と背筋が伸びるのを感じませんか?
こうした理由から「座った時に足裏全体が床に着くか」というところが椅子を選ぶ上での最適な高さの目安になってきます。
肘の角度は90度を保てるか
机の高さを決める目安は机に腕をおろした際に「肘の角度が90度を保てるか」です。
これは、肘の高さが90度より高かったり、低かったりするとパソコンの画面を見たりする際に姿勢が丸まってしまうからです。
姿勢が丸まってしまうと肩がこったりパソコンの画面との距離が近くなり目が疲れやすくなったりします。
こうした理由から「肘の角度が90度を保てるか」というところが机を選ぶ上での最適な高さの目安になってきます。
さらに細かく机と椅子の最適な高さを求めるには
さて、ここからは更に細かくあなたの身長・体型に合った最適な高さを求める方法を紹介します。
最適な高さを求めるのに重要になるのが「差尺(さしゃく・さじゃく)」です。
差尺とは
差尺とは椅子の座面から机の天板までの高さのことを指します。
この差尺を使うことによって自分に最適な机の高さを割り出すことができます。
人間工学を基にした理想の高さ計算
それでは人間工学を基にした理想の高さを計算してみましょう。
計算式は以下の通り
最適な椅子の高さ:身長x0.25-1 最適な差尺の高さ:身長x1/6 最適な机の高さ:最適な椅子の高さ+最適な差尺の長さ
この計算式に自分の身長を当てはめて計算すると机と椅子の最適な高さを細かく割り出すことができます。
計算例
実際に計算してみましょう。
今回は日本人男性と女性それぞれの平均身長から理想の高さを割り出してみます。
日本人男性の平均身長は171cmなので
最適な椅子の高さ:171x0.25-1=41.75cm 最適な差尺の高さ:171x1/6=28.5cm 最適な机の高さ:41.75+28.5=70.25cm
となります。
続いて、日本人女性の平均身長は158cmなので
最適な椅子の高さ:158x0.25-1=38.5cm 最適な差尺の高さ:158x1/6=26.33cm 最適な机の高さ:38.5+26.33=64.83cm
となります。
日本で一般的に売られている机の高さはおおよそ70cmとなっていることが多いようです。
天板のサイズの選び方・おすすめの材質
さて、ここからは机選びに重点を置いて説明していきます。
椅子については以前おしゃれで疲れづらい椅子を紹介しましたので気になる方はぜひご覧ください!
ここで紹介するのは2つ
- 天板のサイズ
- 材質
天板のサイズの選び方
まずは天板のサイズの選び方です。ここではテレワークでノートパソコンを置く場合を想定して奥行、天板の厚さを解説していきます。
まず奥行ですが、企業で使われている一般的なノートパソコンの奥行は約20cm~30cmになっています。そこに各種コード類やUSBを接続することを考えると最低でも40cmは確保しておく必要があるでしょう。60cmあれば目との距離も程よく離れ視力低下などの予防もできるので余裕があれば60cmほど確保することをおすすめします。
続いて厚さですが、天板長さ1300mm×奥行き600mm×厚さ30mmで四隅に脚をつけて支える形の机であれば100kgの荷重量でも破損することはないくらいの強度があると言われています。
机のDIYで天板用に最も購入されているサイズも25~30mmという情報もありますので30mmの厚さがあればまず問題ないでしょう。
おすすめの材質
続いておすすめの材質を紹介します。
用途がテレワークであれば最もおすすめな材質はメラミン化粧板です。
メラミン化粧板は表面が硬く紙に文字を書く際も下敷きが不要で天板表面に文字跡が付くこともありません。
また、テレワーク中はコーヒーを飲む方も多いかと思います。塗装仕上げの天板だと熱いコップなどを置くと拭き取ることができない白い輪の汚れができてしまいます。しかしメラミン化粧板であれば熱いコップを置いても汚れが残る心配もありません。
強度も高く、鉛筆で擦ったくらいでは傷すらつかず、たばこや高温の鍋を放置しても材質にはほぼ変化はないという試験結果が出ています。
また、メラニン化粧板は色柄も豊富でどんなお部屋に置いても違和感のない机を選ぶことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は最適な机・椅子の選び方を紹介しました。
- 自宅で仕事をしているとなぜかいつもより疲れる
- テレワークは肩がこる
という方は一度、自身の身長や体型に合った机・椅子の高さを計算して環境を変えてみると改善するかもしれません。
SouneCoworkingのブログでは他にもテレワークなどで役に立つ情報を紹介していますので気になる方はぜひ他の記事も見ていってくださいね!