様々な思いが詰まった素敵なストーリーをお楽しみください。
きっと、新しい和歌山が見つかるはず。
久保 未来
社会保険労務士
久保 未来 / Miki Kubo
<プロフィール>
社会保険労務士
みらい社会保険労務士事務所代表
朗らかな笑顔と、温かく親身な姿勢。社会保険労務士の久保未来さんは、企業と働く人との間に立ち、複雑に絡み合った課題を解きほぐす専門家だ。その仕事は、手続きの代行から、経営者の想いを形にする制度設計、そして働く一人ひとりのキャリアにまで及ぶ。
人事労務のエキスパートとして、そして2児の母として。久保さんの抱く想いを聞いた。
ー ロゴにはリボンがあしらわれている。こめた想いは「結んで、ほどく」。
久保さん:社会保険労務士の仕事は、人を雇う時の手続きから、退職時まで、企業と働く人に関するあらゆるお悩みに寄り添うことです。事務所のロゴはリボンをモチーフにしており、それは従業員さんと事業主さんを「結ぶ」役目でありたいという想いから。また時には、こんがらがってしまった関係をきれいに「ほどく」のも、私たちの重要な役割です。
特に力を入れているのは、社長さんたちの頭の中にある想いや基準を「見える化」すること。何を頑張れば評価されるのか、どうすれば会社が成長するのか。その道筋を客観的な視点で言語化し、誰もが納得できる制度として形にするお手伝いをしています。
ー 自身の働き方の転機は、コロナ禍とともにやってきた。
久保さん:この道に進んだのはコロナ禍が大きなきっかけでした。それまでは会計事務所でパートとして働いていたのですが、子どもの幼稚園が一斉休園になった時、勤め先ではテレワークができず、退職せざるを得ませんでした。裏をかえせば、その経験があったからこそ、「場所を選ばずに働ける可能性があるんだ」と気づけたのです。
その後、テレワーク可能な事務所を経て、社労士法人へ。コロナ禍の影響で激増した「雇用調整助成金」の申請に追われる中で、「社会保険労務士は、今まさに社会に求められている仕事だ」と実感し、独立への道を歩み始めました。

ー 母として、専門家としてのベストを求め、フリーランスに行きついた。
久保さん:フリーランスになって、圧倒的に時間の使い方が自由になりました。娘が学校に行きたがらない時期があったのですが、会社員時代のように「仕事を休むと申し訳ない、でも娘のそばにいてあげたい」と板挟みになることなく、娘の心に寄り添う時間を確保できたんです。日中は子どもと過ごし、夜、子どもたちが寝静まってから集中して仕事をする。自分の采配で仕事と家庭のバランスを取れることが、何より心の平穏に繋がっています。
その柔軟な働き方を支えているのが、私自身が実践し、セミナーなどでも伝えている「可処分時間の見える化」です。まず1週間の時間割を書き出し、睡眠や食事といった絶対に譲れない時間から埋めていく。そうすると、自分が本当に使える「可処分時間」が見えてきます。そこから逆算すれば、無理のない働き方が設計できるんです。
ー コワーキングスペースは、安心をくれる場所だ。
久保さん:仕事をする上で、SOUNE COWORKINGはなくてはならない場所。社会保険労務士は名簿に事務所の住所を載せる義務があるのですが、自宅の住所を公開するのはセキュリティ面で不安です。ここは、住所付きのオフィスとして利用することもできますし、スタッフ常駐で、一人きりになる不安もありません。個人情報に関わる大切な打ち合わせも、会議室で安心して行えます。それでいて、オフィスほど堅苦しくない。「自宅とカフェの間」のような、この心地良い距離感が気に入っています。
ー 趣味は、「海の宝石」探し。

久保さん:趣味はスキューバダイビングです。ただ、目的がちょっと変わっていて、目指すはただ一つ、ウミウシを探すこと。2センチほどの小さなウミウシを、広い海の中から見つけ出すのは、まるで宝探しのようです。ウミウシはそのカラフルさから「海の宝石」とも呼ばれていて、とってもかわいいんですよ。その愛情は娘にも伝わっているようで、学校の工作で当たり前のようにウミウシを作ってきた時は驚きました(笑)。
ー 「働く」を、もっとポジティブなものにしたいのだとか。
久保さん:「労働」や「働く」ということに対して、「嫌だなぁ」といった少しマイナスのイメージを持っている方もいるかもしれません。でも私は、「働く」とは「傍(はた)を楽(らく)にする」ことだと考えています。自分の仕事が、誰かの負担を軽くしたり、誰かを楽しませたりしている。その循環の中に、私たち一人ひとりの仕事はあるんです。
そう考えると、仕事はもっとポジティブで、やりがいに満ちたものになるはず。その大切な価値を、経営者の方にも、働く皆さんにも、伝えていきたいと思っています。
ー インタビュー中、何度も楽しそうに笑う久保さん。その朗らかさの奥には、海底の小さな宝石を見つけ出すような探究心と、物事の本質を見抜く確かな眼差しがあった。「働く」ことを通じて、人と社会をより良くしていきたいと語る彼女の笑顔は、これからも多くの人の心を照らしていく。
<経歴>
みらい社会保険労務士事務所代表。新卒で入社した企業で人事・経営企画を10年間担当。出産を経て会計事務所に勤務するも、コロナ禍での一斉休園を機に退職。その後、テレワークが可能な会計事務所、社会保険労務士法人での勤務を経て2023年3月に独立。現在はフリーランスとして、企業の労務相談、人事評価制度の構築、個人の年金相談など幅広く手がける。小学生の双子の母でもあり、自身の経験を活かした両立支援にも力を入れている。趣味はスキューバダイビングとウミウシ観察。
